マンシオンに住まふ

マンション生活やその他諸々

外装工事業界なるもの

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マンションに長く住んでいると、当然、内装、外装とも経年劣化してくる。内装については専有部分となり各人が適宜発注することとなるが、外装については共有部分であり、住民の意見をまとめる必要があり、かつ足場を組んだ大掛かりなものとなる。マンション外壁材のタイルや塗装は、見た目だけでなく、躯体を保護するという重要な役割もあり、定期的にきちんとしたメンテナンスをしていくことがマンションの資産価値を守るためにも必要であり、そのためにもしっかりとした外装工事業者に依頼しなくてはならない。
しかしながら、この外装業界というのは、以下のような特徴をもった、分かりにくい業界なのである。

営業が弱く、下請構造

塗装店というのは一般的に営業能力が弱く、営業店や工務店、リフォーム店に属して仕事を受注していることが多い。こうした場合、塗装店に支払われる金額は一般的に支払代金の4割、さらにそこから下請け、孫請けに廻るとそれ以下という酷い状況。そうなると、、

手抜き、品質チェックが難しい

躯体工事のように構造や工程のチェックがなく、設計図書等にも記録が残らないため、塗料を薄める、下地処理をしない、乾燥時間を確保しない、塗料の配合を適当にする等、いくらでも手抜きが出来てしまうという構造。こうした場合でも見た目ではほとんどわからないため、品質を事後にチェックすることがプロでも難しい。

まとめ

結局、外装工事というのは、値段やネームバリューでなく、本当に信頼出来る業者を自分で見つける必要がある。うちのマンションの場合は、嫁の実家のマンションで30年くらいずっと世話になっている(大規模修繕工事を3回やった)近所の塗装店に直接お願いして、管理会社が出してきた見積もりより4割以上安い金額で無事、大規模修繕工事を乗り切った(筈である)。一回、信頼出来る業者を見つければ、アフターフォローも含め今後も安心して任せられる。そのためにも近場の塗装店を、口コミ等を頼って、粘り強く自力(住民同士)で探していくしかないのではないだろうか。