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管理組合の予算編成

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 管理組合というのは、住民の資産を管理するのが主目的なわけで、会計業務が重要になってきます。管理組合の会計業務の方針としては、一般に予算準拠主義といわれ、年度初めに立てられた予算に従って、業務が行われているか?というのが鉄則になります。従って、そもそも適正な予算が立てられているかというのが、一番のポイントであり、この予算がめちゃくちゃだと、資産管理もめちゃくちゃになります。
 予算案は、管理会社が作成して持ってきますが、管理会社というのは基本的に管理組合と利益が相反する存在であり、予算は管理組合の立場でしっかりとチェックする必要があります。
資産は、管理費勘定と修繕積立金勘定に分けて管理します。

管理費勘定

 管理会社としては、出来るだけこの管理費が多く計上されている方が儲かります。管理組合としては逆に、ランニングコストは低いほどいいわけです。組合員の負担を減らすため、支出、収入ともに、出来るだけ少なくするのが原則です。
 注意したいのが、管理組合の収益としての駐車場使用料が、管理費に不当に計上されていないか。見かけ上の管理費が安くても、駐車場使用料で埋め合わせられている可能性があります。特に機械式駐車場の場合は、修繕費用が多くかかりますので、駐車場使用料は修繕積立金勘定に回した方が良いです。

修繕積立金勘定

 国交省が目安として提示している修繕積立金は、毎月、平米あたり200円。
  前の記事でも言いましたが、出来るだけ早めに上げた方が良いでしょう。
  また、毎年、管理会社の工事部が、修繕工事の提案を持ってくると思いますが、その通りに修繕工事していたら、お金がいくらあっても足りません(≧∇≦)。
  修繕委員会を、理事会とは別に常時立ち上げておき、その必要性と、値段の妥当性を厳しくチェックしましょう。