マンシオンに住まふ

マンション生活やその他諸々

マンションの「適正」な管理は、行政や政治に頼るなよ!

マンション管理に関する「資格」には、2つあります。「マンション管理士」なるものと、管理会社の宅建にあたる「管理業務主任者」です。それぞれの親玉にあたる団体は、次のようになります。

公益法人マンション管理センター  →  マンション管理士
社団法人マンション管理業協会  →  管理業主任者

マンション管理センターというのは、大体想像つくと思うのですが、国交省の外郭団体及び天下り先です。少し前に出来た「マンション管理適正化法」なる法律に基づいて、マンション管理士なる資格を量産しています。このマンション管理適正化法というのは、自身もマンションの住人で「マンション管理の実態があまりに酷い!」と嘆いた某国会議員による議員立法ですが、完全に骨抜きにされています。ほとんどマンション管理の適正化に貢献していません。
 ということで、この法律によって出来たマンション管理士なる資格も、オワコンというか一度もバズることなく終わってしまった資格です。
 ちなみに、国交省日本総合住生活という外郭団体ももっていて、UR物件の管理を100%受注しています。事業仕分けなどでもターゲットになりましたが、何故かまだ生き残っています。

もうひとつのマンション管理業協会というのは、マンション管理会社の業界団体で、大手の管理会社はほとんど所属しています。こちらもトップは国交省天下りです。協会としての活動はほとんどありませんが、会費は高額で、総会には国交大臣や多数の政治家が出席して・・というお決まりのパターンです。

以上のように、管理会社と官僚・政治家はやはりズブズブの関係となっており、残念ながら彼らの目はこちら側(マンション居住者)を見ていない、というのが実態です。

結論

 マンション管理は行政や法律により適正に管理されている、というのは幻想です。
自分の身(マンション)は、自分で守ること。