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大規模修繕工事(外装工事)の適正価格とは?

 工事の見積もり自体は、劣化診断の結果に基づいて、工事台帳ソフト(原価管理ソフト)を用いて、それぞれの数量を入力していけば自動的に作成される。それぞれの材料の原価はどこでもそう変わるわけではないので、この段階のものはどこの業者でもドングリだろう。

 次に数社による入札を行うのだが、どこの業者も出してくる値段は、見積もり価格の7〜8割が相場である。まるで申し合わせたようにw。

 入札の結果、一円でも安いところにまかせれば良い・・・とならないのが難しいところで、特に外装工事などの場合は同じ値段でも、いくらでも手抜きが出来てしまうのである。壁一面を塗るのにペンキ3缶使うべきところを薄めて2缶に、と。こうした手抜き工事は、プロでも見抜くのが難しい。

 だから、最終的な価格だけでなく、業者ごとの実績やプレゼン内容、クチコミなどを考慮して、総合的な面から業者を選定する必要がある。工事ごとの適正価格など、あってないようなものである。

 数千万の発注になるので、理事会だけでなく、マンション内容の人材をフルに活用して、検討しましょう。