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5月からのSIMロック解除に向けて

5月からキャリアにSIMロック解除が義務付けられますが、これに向けて各キャリアが色々な見直しをやっています。

まず、短期解約金。

smhn.info

これはソフトバンクとドコモが導入したものですが、auも当然追随するでしょう。端末を一括0円等で購入した場合、短期(半年程度)で解約した場合に高額の違約金をとるというもの。まあ、これはある意味、当然のもので、なんで今までとっていなかったのかという話ではあります。

今までとっていなかったので、Xperiaなどを中心にMNP乞食や格安の白ロムなどが流通して異様な事態となっていたわけで。(実は、私も今のXperiaは一括0円で購入して、その後すぐにみおふぉんに乗り換えたんですが・・・)

なぜ、今までドコモを中心にXperiaの一括0円などをやっていたかというと・・。

メーカーの反発必至でもドコモがGALAXY S4とXperia Aを“特別扱い”した理由 日経トレンディネット

 

↑の記事でもあるように、要するにドコモなんかではフィーチャーフォンのユーザーに対して、スマホにシフトして欲しかったわけですね。そのために、わかりやすくXperiaなんかをイチオシして、しかも一括0円にしてユーザーを取り込んでいたと。

しかし、想定外(ある程度想定していたとは思いますが)に、既存のスマホユーザーがCB等を狙って来てしまいました。特にドコモの場合はSIMロック解除しなくても、端末が他のMVNOなんかで使えてしまうんですな(汗)。

そこで、SIMロック解除が義務化されるこのタイミングでようやく短期解約金を設定したということです。

しかし、これにより、スマホユーザー、特にAndroidユーザーの中である程度リテラシーのある人はキャリアと契約する意味がほとんどなくなってしまいました。

5月からはスマホユーザーは、以下のようによりくっきりと階層化されると思います。

Androidユーザー

・通話はあまりしない、ある程度リテラシーがあるユーザー

 みおふぉんなどのMVNOへ → 今後増えていく

・通話をよくする、端末の故障等が心配で保証が欲しい等のユーザー

 ドコモかauのいずれかのキャリア

iPhoneユーザー

 ドコモかauあるいはソフトバンク

 

とりあえず、Androidユーザーはキャリアと契約するメリットがほとんどなくなりました。端末のハードウェアやOSの性能が上がり、キャリアの保証をあまり必要としなくなったのも要因の一つです。

ドコモも将来的にサブブランドとしてMVNOに参入するようです。

matome.naver.jp

Androidユーザーの中でも通話をよくする人や、端末の故障等に対応する保証が欲しいという人はキャリアと契約するメリットはあるでしょう。しかし、月々の料金の中には端末代金はもちろん、サポートや保証料金等が含まれているため、かなり割高であることを覚悟する必要があります。またこの場合、縛り等の地雷の多さからAndroidユーザーはソフトバンクと契約するメリットはほとんどないでしょう。

 

問題はiPhoneユーザーです。

SIMフリーのiPhoneは、動作の保証がなくやはりあらゆる意味でリスキーなようです。

それにいくらなんでもSIMフリーの端末は高すぎる!確かにハードウェアやiOSの性能が良いのはわかりますが・・。

やはりiPhoneユーザーは、割高なのを承知でどこかのキャリアと付き合っていかざるを得ないでしょう。

しかしこの場合、常に最新の性能を持つスマホを所持できるというプレミアはあります。逆に言うと、iPhoneの場合価格等を考えると主張できるのはそこだけなので、常に1年ごとに最新のモデルに買い換えることが必須となります

1年ごとに買い換えると当然違約金等を支払う必要がありますが、今のところiPhoneにはプレミアがついているので、ヤフオク等で高く売ることが出来、その分で埋め合わせができることになります。

しかし、最新のiPhoneが常にみんなの驚くようなものになっていなければ、iPhoneのプレミアやブランドは崩れ、高いお金を払ってiPhoneを所持する意味、キャリアと契約する意味が無くなります。個人的にはiPhone6でもう陰りが見え、アップルは終わったと思っていますが。いずれにせよ、iPhone7の出来次第というところでしょうか。

 

ということで、スマホユーザーは適正価格でスマホを保持するためには、最新の動向を把握することが欠かせません。まあ、そうした情報収集を楽しむようになればよいんでしょうが。